調理スタッフの訓練も終了して、いよいよ本番の通常通りの食事を開始いたしました。入居者の方はまだおひとりなのですが、毎日オーナーとその家族も入居者の皆様と家族的な雰囲気の中で食事をご一緒させていただきしっかりと見守りをさせて頂きたいと思っております。
お米は北海道一と言われる生産者こだわりの「ゆめぴりか」を使っています。朝は自家製の焼き立てパン、お粥やご飯から選んでいただけます。
写真は昨日の朝のごはんですがゆめぴりかのごはん、味噌汁は煮干しでしっかりだしを取り、ピュアな天然醸造の味噌を使っています。左下の小鉢はおやすみサラダで北海道十勝の千石豆や大豆、金時豆などを混ぜセロリ、きゅうり、にんじんなどを混ぜたものでさっぱりしたドレッシングで仕上げています。中央の角皿の左上は自家製の余市産の豊後梅で白梅を作り、鰹節とわさびを加え醤油こうじを少々入れて和えたものです。眠っていた胃を目覚めさせ食欲を起こさせてくれます。左下は南瓜の煮物です。右上は昆布とシイタケを甘辛く煮たもので和食の命である妥協のない昆布とカツオでしっかりとだしを取って酒、醤油、みりんで煮込んでいます。そして左下はひじきの煮物でこれもしっかりしただし汁で煮込んでいます。真ん中は古平産のもみじこで程よい塩加減が炊きたてのご飯の風味を一層引き立ててくれます。右下は毎朝定番の自家製ヨーグルトに自家製のコンポートを添えたものです。たくさんの種類のコンポートをご用意し、朝食後のデザート感覚のお楽しみです。セレスコート啓明は出来るだけ化学調味料の入った食品を避けて手作りにこだわっています。そして健康寿命を延ばすために医療のみに頼るのではなく食事こそが医療の根源となりうるとの理念で、直接運営管理により毎日食事と真剣に取り組んでまいります。
昼食はアボガドと明太とろろ丼で、長ねぎをしっかり焼いてスープにした香ばしさの中にさっぱり感のあるものです。昼食時には啓明家庭医療クリニックのドクターやスタッフも入居者の皆さんと家族としてご一緒に食事をさせて
頂きます。入居者の皆さんとの接触を密にして皆さんの健康を見守りたいと考えています。
夕食は旬の根室産の黒かれいの煮つけにし、一日の終わりに体に優しい素材で締めくくっています。せっかく北海道に住んでいて地元の旬の食材を使わない手はありません。確かに海外産の冷凍のかれいに比べたらお値段もはるかに高い物ですが、医食同源で日本一美味しい家庭料理を目指すセレスコート啓明は他のサ高住の倍以上の食材原価をかけています。日常の三食の食事を召し上がっていただければその違いをご理解いただけるものと思います。