セレスコート啓明の浴室へのこだわりの理由

サービス付き高齢者住宅は共同浴場タイプのものと個室浴場タイプのものとに大別されます。中には両方備えているところも少数ですがあります。建物の建築費や維持費を考えると共同浴場タイプの方が入居者の皆様の経済的負担は軽くなり、又お風呂好きの日本人は大浴場の方が好きだという方も多くおります。
しかしながら世の中にあまり出ない情報があります。
私は高齢者住宅に入居した13年間ほどの入居経験がありますが入居者の加齢とともに様々なことが起こります。その一つに加齢とともに起きがちな便失禁と尿失禁の問題です。これはご本人の意思に関係なく起こりうることです。
一般的に加齢とともに免疫力が低下しがちで、共同浴場での感染症の心配は増してきます。もちろん公衆衛生法によって共同浴場の衛生管理などには最低の規定がありますが、完全なものではないということを実体験してきました。ノロウイルスやレジオネラ菌による肺炎の発生の可能性も高くなります。大浴場のあるどこの施設でも年に何回かは一時的に大浴場が使えなくなる事態が起きています。
セレスコート啓明ではこのような私自身の体験から入居者の負担は高くなりますが、専用の浴室にこだわっています。
衛生面の問題ばかりでなく健康増進という面でも浴室の在り方が高齢者の日常生活の中でも重要性は高いと思っています。そのために一般よりも広めの浴室とTOTOブランドの快適な浴室を選択いたしました。写真は実際のバリアフリーの手すりをを設置する前のものと若干異なりますが、イメージとして広めで快適な浴室であることを目指しております。
セレスコート啓明は食事に対するこだわりと共に浴室へのこだわりが最大の特色です。入浴には温熱作用、静水圧作用、浮力作用があってこの物理的な作用を体調や目的に合わせて衛生的な環境といつでも入浴ができるという自由な環境を最大限に活用して積極的に健康増進に役立てていただきたいと考えています。
 セレスコート啓明の一階に開設します啓明家庭医療クリニックの松田院長による入居者の皆さんへの身体状況に応じた最適な入浴方法の教授もさせて頂きます。

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