一日の始まりである朝食をしっかりとることは健康維持にとって大切なことは周知のことではありますが、その内容は各人千差万別です。セレスコート啓明では多くの方が簡単に済ますことの多い朝食もバランスの良い健康的で美味しい多様な食材を調理に時間をかけて作っています。
和食と洋食のどちらかを選んでいただけますが、ちなみに私は一日ごとに和食と洋食を食べることにしています。和食においては北海道産の最高のお米を美味しく炊いて食べていただくことはもちろんですが、私は朝粥フアンです。もちろん普通のご飯も選んでいただけます。
高齢者になると転倒による骨折が多くなって、それが引き金となって介護が必要な体になったり、また自然なこととはいえがんの発症も多くなってきます。その結果健康寿命に大きな影響を与えます。それゆえ転倒予防には良質な筋肉を作るための良質なたんぱく質の摂取や骨折予防には骨粗鬆症にならないカルシュウムの摂取などにも気を使う必要があります。又がん予防に良いとされる食材も積極的に取り入れる必要があると考えています。これらを念頭に食べていただく朝食の例を写真にしました。写真の手前は炊き立ての粥と秋ナスと油揚げの味噌汁ですが、食材との組み合わせによりますが、美味しい味噌汁にこだわって基本的には煮干しを使うことと天然醸造の味噌を使って旨さの追求と健康に配慮しています。煮干しはだしとして旨いばかりではなく、味噌汁の中にカルシュウムを溶け込ませています。
左上の漬物は茄子ときゅうりとみょうがを刻み、アクセントにシソの実をまぶした自家製の漬物です。塩分控えめの漬物も新鮮な野菜で作る安心安全な自家製にこだわっています。その右隣はちりめん山椒で京都から取り寄せしている山椒の実と寿都産のちりめんじゃこを昆布だしでじっくり煮込んだもので京都の老舗のちりめん山椒にも劣らないと自負しています。その上の物は自家製のヨーグルトで作ったレアチーズ風のものと枝豆をミキサーにかけて塩コショウで味付けしたものですが、温野菜のソースにと思って作ったものですがこれが意外と粥に合って驚いています。枝豆は豆と野菜の両方の栄養成分を兼ね備えていてとてもバランスの良い食物です。動脈硬化予防、高血圧予防、がん予防、骨の健康、こむら返り予防に良いといわれています。
右隣は牛肉とマイタケのしぐれ煮です。牛肉の良質なたんぱくをマイタケの酵素で柔らかくして煮込んだもので、お粥の淡泊な味と濃厚なしぐれ煮のマッチングはインパクトがあります。その下はたらこと梅カツオです。梅は今年作った自家製の減塩白梅とカツオとわさびを混ぜて練ったものでお粥にはもう少し量を多くすればこれだけでも十分お粥が美味しく食べられます。
そして一番上のデザートとして毎日食べていただきたい自家製ヨーグルトはとても食べやすいものですがさらに美味しく食べていただきたくこれも自家製のハックルベリージャムですがブルーベリーの4倍のアントシアニンがふくまれるという甘酸っぱい味わいのあるソースになっています。果物のコンポート(ジャム)も7種類くらいを自家製で作って毎日食べても飽きずに楽しく食べていただけるようにしています。
セレスコート啓明では多くの食材をバランスよく食べていただきたく多品種少量ずつ手間暇を惜しまず作ってご提供してまいります。
実りの秋に野菜の買い出しにJR当別駅に行ってきました。
札幌近郊のJR当別駅そばの野菜市場へ24日の連休に行ってきました。地元農家さんの新鮮な野菜が安く買えるのと、珍しい野菜などが手に入るので時々出かけます。いろいろな野菜の中でガーデンハックルベリーという野菜を買ってきました。そのままでは食べるとおいしくないのですが、ジャムにすると栄養価も高く効能はブルーベリーを上回ります。アントシアニンはブルーベリーの4倍ほども多く含まれているとのことです。出来上がったジャムを食べると舌が紫色に染まるくらいなので確かにアントシアニンが豊富なのだと実感できます。
アントシアニンはご承知のように目の機能を高めるほか、体のサビとしてガンやボケ、生活習慣病の原因となる活性酸素を抑制します。従ってアントシアンニンが豊富なのでそれだけ効能が高いということになりますが、そのままでは美味しくないので私は砂糖とブランデー、レモン果汁を入れて作りました。セレスコート啓明では自家製のヨーグルトを毎日召し上がっていただきますが、毎日食べても飽きないように色々なジャム(コンポート)を添えてヘルシーに楽しく、美味しく食べていただけます。写真はそのハックルベリーをジャムにしてヨーグルトに添えて食べてみましたが果実の食感が残っていて美味しく仕上がっていました。来年の入居者の皆様用に冷凍保存しておきました。
セレスコート啓明の昼食も健康寿命を延ばすチャンスととらえています。
写真は今日の昼食で食べたスパゲティーミートソースとモロヘイヤのスープです。
セレスコート啓明ではミートソースもこだわりの手作りです。新鮮な玉ねぎ、セロリー、にんじん、しめじ、トマトをベースに炒めた後じっくりと煮込んで作ります。そしていつでも使えるように真空パックにして冷凍保存しています。栄養満点で食物繊維も十分とれ、イタ飯にうるさい友人からもプロ並みと評価をもらっています。
写真のモロヘイヤのスープは道産のものですが、中東地域では古くから王様の野菜と言われるほどの健康野菜だそうです。日本では比較的新しい健康野菜ですが高血圧、疲労回復、動脈硬化、美肌、疲労回復、がん予防、肝機能強化、骨粗鬆症、貧血などによいとされており、30年ほど前、日本に紹介されたそうです。
緑黄色野菜の代表・ホウレンソウと比べてもビタミンAは約2倍、カルシウムは約5倍、ビタミンB2は2倍というものでビタミンB郡はバランス、量とも優れているうえ、Cや鉄分・カリウムも豊富に含みます。
モロヘイヤは刻むとぬるぬるとした粘り気が出ますが、その正体はオクラや山芋にも含まれるムチンという成分と一緒でそれは消化酵素としてたんぱく質の分解・吸収を助けると共に、その解毒効果で肝臓を強化し、胃潰瘍などを予防してくれるといわれています。
セレスコート啓明は昼食といえども美味しく食べて健康寿命を延ばすチャンスととらえて取り組んでいます。
多くの種類の食材をたべていただきたい・・・愛情込めた調理
セレスコート啓明では道内の旬の野菜を大切にして、健康寿命を維持し延ばすためにも野菜を美味しく召し上がっていただきたく、調理に工夫を凝らしていきます。時にはちょっとおしゃれに粋な小料理屋さん風に味付けしてバランスよくいろいろな栄養素を目で楽しみながら取っていただきたいと思っています。
下の写真は五点盛ですがこの一皿に11種類くらいの食材を使っています。真ん中に白ごまを和えた人参のきんぴら、左上はなすのトマトソース、右上はそうめん南瓜の三杯酢、左下はなすの田楽味噌、右下はピーマンのきんぴらカツオ風味に仕上げたものです。基本的な食事のコンセプトはいろいろな食材をなるべく多く召し上がっていただきたいと思っており、それが「医食同源」に通じると思っています。
バランスを考えた食事とこだわりの調理
札幌ももう秋かなと思っていたらここ2、3日の暑さにまだ夏は終わっていないのだと思い知らされました。そこで今日は夏バテのスタミナ回復の意味も考えて、昼食に友人とこってりとした焼き肉料理をコレストロールが高そうだなと若干気にしながら会食しました。前に居た高齢者住宅では食事に満足できず外食が多くなり、もともと好きだった焼き肉レストランへの頻度が高くなっていました。その結果胆石を発症したのだと思いますが、今は日常の食事をバランスよく食べているという自信があって、たまの焼き肉レストランもむしろ良いのかなと思っています。
焼肉と一緒に食べる白いご飯が美味しくついつい食べ過ぎるきらいがありますが、下の写真は少し脂肪やカロリーを抑えてあっさりとした食事にしようと考えた夕食メニューです。一人用の土鍋にゆめぴりかの道産米、自家製梅干し、寿都産のしらす干し、塩昆布、そして昆布とカツオで取っただし汁を入れて炊いたご飯です。土鍋で炊いたご飯なのでふっくらとしてとてもうまい炊き込みご飯になりました。金時豆は十勝産のものを自家製煮豆にしましたが、セレスコート啓明では豆の効能を最大限に利用したく甘さ控えめの自家製煮豆は常備食の一つです。そして厚岸産のあさりの味噌汁は昆布だしで取っただし汁に天然醸造の無添加の味噌を使っているので安心して美味しく召し上がっていただけます。「毎日の味噌汁は医者いらず」ともいわれていますので、和食の基本ともいわれているいろいろな具材に合わせたしっかりとしただしを取って召し上がっていただきたいと思っています。そして自家製の大根となすの漬物を添えました。セレスコート啓明では健康的で美味しい「医食同源」を実現すべく食材や調理方法にこだわっていますがそのひとつに土鍋があります。炊き込みご飯を作る際には最高の土鍋と思っていますNHKの番組でも紹介された伊賀の長谷園の土鍋かまどさんを使います。美味しすぎて食べ過ぎないか心配はありますが(笑)
健康寿命を延ばす適度な運動・・・散歩
健康寿命を延ばすために第一に大切な食事に対する考えと取り組み姿勢を断片的にお話してきましたが、前に入居していた高齢者住宅では食事に満足できず、結局外食が多くなり塩分濃度が高く脂肪の多い物を取るようになってきてしまいました。その結果胆石を発症し胆嚢を切除するという結果になってしまい、食事の大切さを痛感した最大の動機でもあります。この体験がセレスコート啓明の食事に対する私の思いの強さになっているのではないかと思います。
今回第二の大切なことについて少しお話してみたいと思いますが、それは適度な運動を続けることです。私は若いときはゴルフやテニス、スキューバダイビング、スキーと活動的な運動が好きでした。しかしながら前の高齢者住宅に13年ばかり入居してからは私の周りが私より年配の方が多く、60歳でばんけいスキースクールに通って一級を取ったことと、パークゴルフでJALの全日本大会と北海道知事杯に出場したことくらいで、実家に戻ってからは極端に運動が少なくなっていました。食事は自分で作るようになり定期的な採血では検査結果も前の高齢者住宅に入居していた時よりも改善してきましたが、コレストロールが少しばかり高い状態が続いていました。娘婿に相談したら心配するほどの状態ではないといわれましたが、食事だけでは完全なコントロールは無理なので、散歩をすることを勧められました。
セレスコート啓明を開設するにあたり、私自身が健康寿命を延ばすことができずして、ひと様に健康寿命を延ばすのにはかくありたいということは語れないと思いました。そこで一念発起して興味のもてなっかった散歩にチャレンジすることにしました。三日坊主に終わるのではないかと内心思っていたので娘夫婦には内緒にしていたのですが、朝散歩に出かけているのを察知していたのか続いているねと言われました。本年5月30日に始めてから土砂降りの雨の日を除いて毎日欠かさず40分ほど円山公園内を散歩しています。
夕方の散歩の方が体に良いといわれていますが夕方は忙しく 朝起きてからどうしても体に水分が不足しているので、すぐ水分を多量に取ってから散歩するようにしています。最近では楽しく快適に感じられどうしてもっと早くしなかったのだろうかと思えるようになってきました。円山の森の中を散策していると自然から生命力をもらえているような不思議な気分になります。セレスコート啓明のあたりも藻岩山のふもとに当たり良い散策コースを探せそうです。
写真は散歩の途中で出会ったエゾリスでシマリスにも会いました。
自家製トマトピューレで作る生活習慣病予防と栄養満点なミネストローネ
路地物の自然風味豊かな真っ赤に完熟したトマトでトマトピューレを作りました。トマトにはうまみ成分のグルタミン酸が豊富で、いろいろな料理に使えますが今回ミネストローネを作りました。写真はトマトピューレに玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ピーマン、パプリカ、なす、しめじ、南瓜、ズッキーニ、ソーセージ、はちみつなどいろいろな野菜や肉を入れています。これ一杯で美味しくて栄養満点な一品です。
西洋のことわざに「トマトが真っ赤になれば医者が青くなる」ということわざがありますが、それほど栄養価が高く病気の予防にも良い物です。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、がん予防に良いとされており血液を浄化する効果もあるといわれ、そのため動脈硬化や肝臓病にもよいとされています。又トマトには、ルチンとビタミンCが含まれているので、高血圧の人にはうってつけの野菜といって良く生活習慣病予防には最適な食材です。トマトの皮に含まれるナリンゲニンカルコンは、ヒスタミンが遊離するのを抑制することによってアレルギー反応を抑える効果があり、通年性アレルギー性鼻炎や花粉症の改善にも力を発揮するといわれています。健康野菜の代表格ともいわれるトマトを美味しく調理してセレスコート啓明では和食・洋食・中華・エスニック料理などいろいろな場面で使っていきます。